初仕事

くるみのお仕事は
たくさんのお客さまを
１人、約1～3分単位でお見送りする
接客のお仕事をしています。

だから、常連さんといえども
「いらっしゃいませ」
と
「ありがとうございます」
と、少々のお伺いくらいしか会話しません。

１月５日は、初仕事でした。

次々と来て下さるお客さまと
いつものようにしていました。

すると、ある女性の常連さんが
「今年も宜しくお願いします」
と、ぺこりと挨拶してくださいました。

今までずっとやってきましたが
初めてのことだったので
心の底から、うれしくなりました。

くるみは、お客さまが
明日も来てださることを願って
お見送りします。

お客さまが、くるみを覚えてくださることが
とても嬉しいです。

「ここの店は気分が悪いから、もう行かない」
ということはもちろん
「近いから、仕方なく利用しているんだ」
という思いで来店されることのないように
心から
「またいらしてください」
という気持ちで頑張っています。

その思いが、報われた気持ちがしました。



いつも無表情の
お伺いしてもまともにお返事をくださらなかった
男性のお客さまが

年末に初めて
『笑顔で』頷いてくださったことも
心に深く刻まれています。


ちょっとずつでも
そういうことが積み重なることで
続けてきて良かった
頑張っていこう
という気持ちになれます。

そういう活力みたいなものを
お客さまからいただいています。




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